松戸駅周辺の再開発はどうなる? 新しい改札・駅ビル・市役所の行方まで徹底まとめ
2026年9月23日
こんにちは。闘う行政書士の照井りょうです。
最近、松戸駅を使っていて「あれ、改札の場所が変わった?」と戸惑った方も多いのではないでしょうか。
いま松戸駅とその周辺では、数十年に一度の大きな変化が同時進行しています。
この記事では、駅の改良工事、新駅ビル、そして市役所の建て替えと新拠点ゾーンの行方まで、2026年9月時点の最新情報を整理しました。
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■なぜ今、松戸駅が変わるのか
松戸駅の周辺エリアは早くから整備されてきたため都市基盤が更新時期を迎えており、市の資料では、近隣市への大型商業施設の出店などによって商業・業務面の活力が薄れつつあるという課題も示されています。
実際、周辺では2006年にららぽーと柏の葉、2007年に流山おおたかの森S・C、2009年にららぽーと新三郷が開業しました。
こうした背景から、松戸駅周辺約50ヘクタールは都市再生緊急整備地域に指定されており、規制緩和や民間プロジェクトへの支援を受けられる仕組みになっています。
駅の改良は、その中心となるプロジェクトです。
■ 変化その1:改札が1つに、通路は幅14メートルに
JR東日本と京成電鉄による松戸駅改良工事は、2020年4月から始まりました。
主な内容は5つです。東西通路の拡幅(2本ある通路を幅14メートルの1本に統合)、改札内コンコースの拡張、JRの入口専用・出口専用に分かれている改札の統合、京成松戸駅の改札周辺の改良、そして駅南側での駅ビル建設で、このうち1から4は2026年、駅ビルは2027年の完成予定とされています。
改札内コンコースは、現在の800平方メートルから1,100平方メートルへ広がる計画です。
すでに大きな変化もありました。
2026年7月19日の始発から、入口専用と出口専用の改札が少し手前の1カ所に集約・移設されています。
慣れた動線が変わって戸惑った方もいるかもしれませんが、完成すれば朝夕の混雑緩和が期待されます。
■ 変化その2:6階建ての新駅ビルが2027年春に開業予定
駅の南側では、地上6階建ての新しい駅ビルの建設が進んでおり、2027年春の開業を目指しています。
地元の情報ブログによると、2026年6月時点で進捗は約80%とのこと。
8月には西口側の防音シートの一部が外れて鉄骨が見えるようになり、既存のアトレ松戸とつながるのではないかという見方も出ています。
どんなテナントが入るのか、正式発表が待たれるところです。
さらに市の基本構想では、今回の東西通路とは別に、新駅ビルの南側にもう1本東西自由通路を整備する方針が示されています。
ただし、具体的な時期や事業化の状況はまだ公表されていません。
■ 変化その3:市役所は「移転」から「現地建て替え」へ
松戸駅周辺の再開発を語るうえで欠かせないのが、市役所の建て替え問題です。ここ数年で方針が大きく変わったので、経緯を整理します。
現在の市役所庁舎は老朽化が進み、耐震性にも問題があることから、建て替えが計画されてきました。
前市長の本郷谷健次氏の時代には、JR松戸駅東側の「新拠点ゾーン」へ段階的に移転する計画が決まり、ゾーン南側の国有地8,745平方メートルも2024年9月末に売買契約を結んでいました。
しかし、市民への説明が不十分などの反発もあり、2025年6月の市長選で白紙撤回を掲げた松戸隆政氏が初当選。計画はいったん白紙に戻り、現在地案と新拠点案の2案を比較する作業が進められました。
そして2026年3月11日、松戸市長は新庁舎を現在地で建て替える方針を市議会に報告しました。
比較資料では、事業費は現地建て替えが656.8億円、新拠点ゾーンへの移転が711.6億円と試算され、市民からは事業費を重視すべきという意見が最も多く寄せられていました。
新しい庁舎の計画は、現在の本館と新館を解体した跡地に、高さ約70メートル、地下1階・地上15階建ての新庁舎を建てるというもの。
2026年度に基本計画、2030年度に着工し、2034年度の完成を目指すスケジュールです。
この判断については、市民の間でもさまざまな意見があります。
費用を抑えて早く整備できる点を評価する声がある一方で、市長自身も駅周辺の回遊性向上などの「まちづくりの視点」は重要だと述べているように、駅東側に行政機能を置くことでにぎわいを生むという移転案の狙いを惜しむ声もあります。
どちらの視点も、松戸の将来を考えるうえで大切な論点だと言えるでしょう。
■新拠点ゾーンはこれからどうなる?
市役所が来ないことになった新拠点ゾーン(相模台地区の約6ヘクタール)は、今後整備基本計画を見直し、全体方針や必要な機能を整理したうえで土地利用を検討することになっています。
すでに取得した国有地をどう活用するのか、駅東側のにぎわいをどう生み出すのかは、これからの松戸にとって大きなテーマです。
計画の見直しにあたっては、パブリックコメントなど市民が意見を出せる機会もあるはずなので、注目しておきたいところです。
■ おまけ:新松戸駅の東側も動き出しています
松戸駅以外でも変化があります。
新松戸駅の東側では約2.6ヘクタールの土地区画整理事業が進んでおり、2026年3月30日に事業計画変更の認可を受け、地区内の更地化は約9割まで進んで、2026年度からの工事着手を目標としています。これまで道路が狭く高低差もあった駅東側を、初めて「駅前」として機能させる計画です。
■ まとめ:これからの主なスケジュール
・2026年:改札統合・東西通路拡幅(改札移設は7月19日に実施済み)
・2027年春:6階建ての新駅ビルが開業予定
・2026年度〜:新庁舎の基本計画策定、新拠点ゾーンの計画見直し
・2034年度:新庁舎の完成目標
駅が便利になることは、松戸で暮らす多くの人にとって歓迎すべき変化です。
一方で、駅に集まった人を周りの商店街や街全体にどう広げていくのか、新拠点ゾーンをどう生かすのかは、まだ答えが出ていない問いでもあります。
このブログでは、今後も動きがあれば随時お伝えしていきます。
(出典:松戸市公式サイト「松戸駅改良事業のお知らせ」「新庁舎整備と新拠点ゾーン整備に関するこれまでの経緯について」、建設通信新聞、朝日れすかPLUS、健美家ほか。情報は2026年9月時点)
▼令和8年8月千葉豪雨で被災された方への支援情報 更新日(2026年9月15日)
https://www.city.matsudo.chiba.jp/kurashi/anzen_anshin/saigai/hisai.html
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