【保存版】松戸市の水害リスクを地図で確認する|自宅が何メートル浸かるか、3分で調べる方法
2026年9月26日
闘う行政書士の照井りょうです。
「うちは大丈夫だろう」
台風のニュースを見ながら、そう思っていませんか。でも、自宅が浸水想定区域に入っているかどうか、実際に確認したことはあるでしょうか。
松戸市は江戸川に面し、市内を坂川などの中小河川が流れる街です。
地形的にも、江戸川沿いの低地と東側の下総台地では条件がまったく違います。
同じ市内でも、場所によってリスクは大きく変わるのです。
この記事では、自宅の水害リスクを3分で確認する方法と、知っておくべき前提を整理します。
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■ まず結論:住所を入れるだけで調べられます
松戸市は「やさシティマップ」
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という地図情報提供システムを公開しています。住所検索機能があり、洪水ハザードマップや内水ハザードマップを画面上で確認でき、印刷もできます。
PDFをダウンロードして目を凝らす必要はありません。自宅の住所を入れれば、その場所が浸水想定区域に入っているかがすぐ分かります。
家族で一度、一緒に見てみることをおすすめします。
「うちは0.5メートルか」「隣の学校は浸かるのか」と具体的に分かるだけで、備えの意識が変わります。
■ 松戸市のハザードマップは「4種類ある」
ここが多くの人がつまずくポイントです。松戸市の水害ハザードマップは、性質の違う複数の想定を重ね合わせて作られています。
1. 江戸川の洪水
大河川が氾濫した場合の想定。市の公開データでは、浸水深が0.5〜3.0メートル、3.0〜5.0メートル、5〜10メートル、10メートル以上という区分でエリアが示されています。10メートル以上という区分があることは、知っておくべき事実です。
2. 中小河川の洪水
坂川など市内を流れる河川の氾濫想定。江戸川が無事でも、こちらで浸水する地域があります。
3. 内水氾濫
これが見落とされがちです。川があふれなくても、排水が追いつかずに道路や住宅が浸水する現象で、松戸市の内水ハザードマップは1時間あたり153ミリという想定最大規模の降雨で作成されています。市街地の低い場所やアンダーパスでは、川から遠くても浸水します。
4. 高潮・津波
海から離れているように感じますが、江戸川を通じて影響を受ける想定があります。
つまり「川から遠いから安心」とは言えません。4つの想定を別々に確認する必要があるというのが、松戸市のハザードマップを読むうえで最も大事な点です。
■ 避難所の情報は毎年変わる
ハザードマップを印刷して貼っている方は注意が必要です。
市のページには、令和7年3月25日時点で避難施設に一部追加と訂正があったこと、令和7年4月に内水ハザードマップが更新されたことが明記されています。
さらに令和8年4月1日付で「指定避難所」および「ペット同行避難所」等の変更もありました。
避難所は統廃合や施設改修で変わります。
毎年、台風シーズン前に最新版を確認してください。
また、避難所の一覧には災害種別ごとの適否が記号で示されています。○は耐震基準を満たし浸水深0メートルで土砂災害警戒区域にもかからない場所、△は洪水なら2階以上の建物がある、あるいは土砂災害で建物の一部がかかるなどの場所、×は不適という意味です。
近所だから安心とは限りません。その避難所が、その災害に対して使えるかどうかを事前に確認しておく必要があります。
■ 「浸水実績図」も見ておきたい
想定だけでなく、実際に過去どこが浸水したかの記録も市は公開しています。
想定区域図は最悪のケースを描いたものですが、浸水実績は現実に起きたことです。
「毎回あの交差点が冠水する」といった土地勘は、実績図で裏付けられます。
日常の判断にはこちらの方が役立つ場面もあります。
■ 情報の受け取り方を今のうちに設定する
いざというときに情報を取れるかどうかは、事前の設定で決まります。
松戸市が用意している手段は次の通りです。
エリアメール:携帯・スマホに緊急情報が配信されます
Yahoo!防災速報:松戸市の防災情報が配信されています
災害時防災情報テレフォン・FAXサービス:電話やFAXでも情報を取得できます
避難所の開設・混雑状況の確認:市のページから確認できます
特に最後の「混雑状況の確認」は知っておくと便利です。避難所に着いてから満員と分かるのは避けたい事態です。
■ 台風シーズン前にやっておく3つのこと
1. やさシティマップで自宅を調べる(3分)
住所を入れて、4種類の想定すべてを確認します。
2. 避難先を2か所決める(10分)
最寄りの避難所が水害に「×」なら意味がありません。災害種別ごとに、どこへ行くかを決めておきます。親戚や友人の家、あるいは高台のホテルという選択肢もあります。
3. 家族で共有する(5分)
別々の場所にいるときに災害が起きたら、どこで落ち合うか。これを話しておくだけで、当日の混乱が大きく減ります。
合計20分弱です!
■ 備えの補助制度もあります
市には防災に関する補助制度もあります。
自主防災組織補助金、避難所運営委員会活動支援補助金、雨どい取付型雨水貯留タンク設置事業補助金、高齢者世帯等への住宅用火災警報器取り付け支援など。
町会・自治会で活動されている方は、確認してみる価値があります。
また市は、災害体験用のAR・VR物品の貸出も行っています。子ども会や地域の防災訓練で使えます。
■ まとめ
自宅のリスクは「やさシティマップ」で住所検索すれば3分で分かる
松戸市のハザードマップは江戸川・中小河川・内水・高潮津波の4種類。別々に確認を
内水は1時間153ミリ想定。川から遠くても浸水しうる
避難所は毎年変わる。令和8年4月にも変更があった
避難所には災害種別ごとの適否がある。近いだけで選ばない
情報の受け取り手段は、平常時に設定しておく
問い合わせ先は、総務部 危機管理課(電話047-366-7309)です。
災害はいつ来るか分かりませんが、調べておくことは今日できます。まずはご自宅の住所を入力するところから始めてみてください。
(出典:松戸市「松戸市水害ハザードマップを作成しました」「指定緊急避難場所・指定避難所」「松戸市内水ハザードマップ(令和7年4月版)」、千葉県オープンデータサイトほか。情報は2026年9月時点)
▼令和8年8月千葉豪雨で被災された方への支援情報 更新日(2026年9月15日)
https://www.city.matsudo.chiba.jp/kurashi/anzen_anshin/saigai/hisai.html
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