松戸市の中学校給食、去年は無料だったのに今年は有料に|給食費のいまを整理しました
2026年10月18日
「給食費が無償化された」というニュースを見て、うちの子の給食費もタダになったのかな、と思った方も多いのではないでしょうか。
先に結論をお伝えします。
2026年度、松戸市立小学校の給食費は全員無料です。
一方、中学校は第3子以降は無料ですが、第1子・第2子は1食299円の負担があります。
2025年度は、小学生も中学生も全員が無料でした。
中学生のいる家庭にとっては、今年度から負担が戻った形です。
この記事では、国の制度がどこまでカバーしているのか、松戸市が独自に何を負担しているのか、中学校も無料にするには何が必要なのかを整理しました。

松戸市の給食費、1食いくら?
2026年度の松戸市立小中学校の給食費は、1食あたり次のとおりです。
・小学1・2年生:245円
・小学3・4年生:272円
・小学5・6年生:300円
・中学生:361円

小学生は全員、この給食費を払う必要がありません。
中学生は、第1子・第2子は1食あたり62円が減額され、299円を負担します。第3子以降は申請すれば無料になります。
国の「給食無償化」は、小学校だけです
2026年4月から、国の新しい制度「学校給食費の抜本的な負担軽減」が始まりました。いわゆる給食無償化です。
ただ、この制度の対象は公立小学校だけです。中学校は含まれていません。
国が支援するのは、子ども1人あたり月5,200円(年11か月分)です。
給食の食材費がこれを上回る自治体では、超えた分を保護者から集めることもできます。
そのため国は「無償化」ではなく「負担軽減」という言葉を使っています。全国どこでも給食費がタダになるわけではないのです。
去年は無料だった中学校が、今年は有料に
松戸市は2025年度、物価高騰への対策として、市立小中学校の給食費を全員無料にしました。
当初は4月から7月までの予定でしたが、年度末まで延長されました。
しかし2026年度は、国の制度が小学校だけを対象にしたこともあり、中学校は第1子・第2子が有料に戻りました。

中学生の給食費は、1年でいくら?
市は、中学校の第1子・第2子への減額を年1万1千円と見込んでいます。ここから逆算すると、給食は年に約177回です。
本来の給食費は1食361円なので、年間で約6万4千円になります。減額後の第1子・第2子の負担は、年間で約5万3千円です。

中学生のいる多くの家庭が、年に5万円以上を給食費として払っている計算になります。
食費や教材費、部活動の費用がかさむ中学生の時期に、決して小さな額ではありません。
松戸市が負担しているお金
2026年度、松戸市は給食費の支援に次の予算を見込んでいます。
・小学校の給食費支援:約13億1千万円
・中学校の給食費支援(第1・2子の減額と第3子以降の無料化):約1億9千万円
この財源には、国の物価高騰対策の臨時交付金が使われています。
中学校も全員無料にするには、あと約5億円
中学校の給食費を全員無料にするには、いくらかかるのでしょうか。
松戸市立中学校の生徒は約1万500人です。1食361円で年177回として計算すると、約6億7千万円になります。いまの支援が約1億9千万円なので、あと約5億円あれば、中学生も全員無料にできる計算です。

お隣の市川市は、2023年度から市立の小中学校の給食費をすべて無料にしています。千葉県内でも、中学校まで無料にしている市はまだ限られています。
給食費の支援で、見落としやすいこと
お弁当を持っていく子にも支援があります
アレルギーなどで給食を食べずにお弁当を持っていく子には、給食費に相当する額を支給する制度があります。申請が必要です。
長く学校を休んでいる子にも支援があります
1か月すべて学校を休み、給食を止めている場合も支援を受けられることがあります。こちらも申請が必要です。
第3子以降の中学生は、申請しないと無料になりません
中学生の第3子以降の無料化は、自動では適用されません。きょうだいの数を確認するための申請が必要です。対象になる家庭は、忘れずに手続きをしてください。
私立や県立、市外の学校に通っている場合
市の給食費の支援は、松戸市立の小中学校が対象です。
私立や県立、市外の学校に通っている場合は、別の制度の対象になることがあるので、市の学校財務課に確認してください。
照井りょうの考え
中学校も、全員無料に
給食は、子どもの成長を支える大切な食事です。家庭の事情にかかわらず、すべての子どもが安心して食べられるものであるべきです。小学校だけでなく、中学校も全員無料にすることを目指します。
臨時のお金に頼らない仕組みを
いまの松戸市の給食費支援は、国の臨時交付金に支えられています。
交付金がなくなれば、支援が続く保証はありません。毎年「来年はどうなるのか」と家庭が不安になる状態を改め、市の予算で安定して続けられる仕組みをつくるべきです。
国に、中学校への拡大を求める
国の制度は、まだ小学校にとどまっています。中学校も対象に加えるよう、市として国に強く求めていきます。
給食の質を守る
物価が上がる中で、給食費を抑えようとすれば、食材の質や量が落ちるおそれがあります。
無料にすることと、おいしく栄養のある給食を守ることは、両立させなければなりません。
松戸でとれた野菜を給食にもっと使うことは、子どもの食育と地元の農業の両方を支えることにもつながります。
よくある質問
Q 松戸市の小学校の給食費は、2026年度は本当にタダですか?
A はい。松戸市立小学校の給食費は、2026年度は全員無料です。保護者の手続きも原則として必要ありません。
Q 中学校の給食費はいくらですか?
A 1食361円です。第1子・第2子は62円が減額され、1食299円を負担します。第3子以降は申請すれば無料になります。
Q 来年度(2027年度)も無料は続きますか?
A 現時点では決まっていません。市の支援は国の臨時交付金を財源にしているため、来年度以降の扱いは国の動きと市の予算しだいです。
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