照井りょう(てるいりょう)千葉県松戸市

駅頭のご報告と松戸市の「障害者政策」の現在地と課題について

こんにちは。
闘う行政書士の照井 遼(てるい りょう)です。

本日は松戸駅西口で駅頭を行いましたが、活動中、ある市民の方から松戸市の障害者政策について、切実なご意見をいただきました。
「障がい者のために政治家は何もしていないではないか」という、お声でした。

足を止め、私に直接その思いをぶつけてくださったことに、心から感謝申し上げます。

ご本人様とまたお話しさせていただける機会を頂戴することができればと思い、市の障害者政策について概要を簡単にまとめました。
本日のご意見を受け、松戸市が現在どのような障害者政策を掲げ、そしてどこに「理想と現実のギャップ(課題)」があるのかを、市の最新の計画書を読み解きながら整理してお伝えしたいと思います。
130ページ近くあるものですので、今回は全体の要点のみをお伝えします。
まつど3つのあいプランはこちら

松戸市の障害者政策「まつど3つのあいプラン」とは?
松戸市は今年(令和6年)3月、令和6年度から令和8年度までの3年間を期間とする新たな障害者施策の指針「まつど3つのあいプラン(第4次松戸市障害者計画等)」を策定しました 。
この計画は「ふれあい・認め合い・支えあい」を基本理念とし 、大きく分けて以下の5つの柱(施策の体系)で構成されています。

●地域共生社会の実現に向けた相互理解の促進(権利擁護や差別解消など)
●ライフステージに応じた切れ目のない支援(早期療育、特別支援教育、医療的ケア児支援など)
●生きがいをもった社会参加の促進(就労支援、スポーツ・文化活動など)
●自立した地域生活の支援(障害福祉サービスの充実、相談支援体制など)
●安全安心なまちづくりの推進(バリアフリー、防犯・防災対策など)

計画書には、私が日頃から重要性を訴えている「医療的ケア児等の支援体制の整備」も重点施策として盛り込まれており、レスパイトケア(ご家族の休息)への補助金や、保育所・学校での受け入れ体制の構築などが明記されています 。

【計画と現場のギャップについて】
このように、行政の計画書には立派な目標や施策が網羅されています。
しかし、本日の駅頭でいただいた厳しいご意見が示す通り、現場にはまだまだ深刻な課題が山積しています。
市の計画書やアンケート調査の分析結果からも、以下のような「痛切な課題」が浮き彫りになっています。

最大の不安「親亡き後」へのリソース不足
ご家族が最も不安に感じているのが、自分たちがいなくなった後の生活支援です。
アンケートでも「親亡き後」のグループホーム整備や緊急一時支援への期待が圧倒的に多く寄せられています。
計画でも地域生活支援拠点の整備を掲げていますが 、まだまだ当事者の安心を担保できる量と質には達していません。

「相談したくてもできない」相談支援専門員の不足
適切なサービスを利用するための計画(サービス等利用計画)の作成率が減少傾向にあります。
その理由は、現場の「相談支援専門員」の数が不足しており、人員体制を理由にサービス提供を断らざるを得ない事業所が多いからです。
窓口である「基幹相談支援センター」を市内3箇所に設置したものの 、現場のマンパワー不足という根本的なボトルネックが解消されていません。

心のバリアフリーの停滞
制度の認知度は上がっていても、「障害のある人に対する差別・偏見があると思う」と回答した市民の割合が増加しているという、見過ごせないデータもあります。

【街の御用聞きとして、理不尽と闘う覚悟】
「計画をつくって終わり」では、政治も行政も意味がありません。
立派な計画書の中で描かれた支援策が、予算の無駄遣いになることなく、今まさに苦しんでいる当事者やご家族の元へ「血の通った支援」として確実に届く仕組みを作らなければなりません。

本日いただいた厳しいお声は、「行政の計画を現場のリアルに落とし込め」という、私への叱咤激励であると重く受け止めています。
具体的な「要望」に落とし込むために、またぜひお話しやお困りごとをお伺いできることを切に願っております。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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